07899 Sigma BFのshio設定と撮影手順および機能リクエスト2点
No. 07899, by shio / 塩澤一洋 https://flic.kr/p/2rPDSEA https://live.staticflickr.com/65535/55016876638_54c3f00ed7_3k.jpg
あけましておめでとうございます🎍
旧年中、shiologyを読んでくださったみなさまに心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました✨ 今年もshio.icon的情報をお送りいたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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shio.icon家は元日から来客で大賑わい。ボストンの友人家族がいらしてくださって、新年を祝いました。
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かねてよりSigma BFの設定を教えて欲しいとのご依頼をいただいておりました。 書きましょう。お年玉ですね😊
Sigma BFはshio.icon的に歴史上ベストなデジタル一眼カメラだと思っております。 https://flic.kr/p/2rPCXrz https://live.staticflickr.com/65535/55016697591_24cf655e90_3k.jpg
shio.iconの基本撮影コンセプト
99%以上を絞り開放で撮影
人工光源下では原則として電力の周波数の倍にシャッタースピードに固定。
東京など東日本では1/100秒
長野以西では1/125秒(1/120秒という設定はないので1/125秒で代用)
露出はISO感度でコントロールする
昼間の自然光下ではISO320に固定
Sigma BFのベース感度がISO320だから
露出はシャッタースピードでコントロールする
露出オートは使う機会がない
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Sigmaのベイヤーセンサー機によるshio.iconの写真はほぼすべてこのコンセプトで撮影しています。
それを避けるため、東京のように電力網が50Hzの地域では、1/50秒、1/100秒、1/200秒といった50の倍数にシャッタースピードに設定して撮影する必要があります。軽井沢のような60Hzの地域に入ったら、真っ先に変更するのがこのシャッタースピード。1/60秒または1/125秒に設定します。
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考え方
写真の明るさ(これを「露出」といいます)は3つのパラメーターで決まります。
絞り
シャッタースピード
ISO感度
以下、少し詳述します。
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3つのうち、作画にもっとも関係が深いのは絞り。
絞りは被写界深度(ピントが合って見える深さ)を定めます。背景、前景のボケ味に直結します。絞れば(F値が大きくなれば)被写界深度が深くなり、ピントが合って見える深さが深くなります。絞り開放は、それをもっとも浅くすることができます。
shio.iconの写真はほぼすべて、絞り開放で撮影したものです。例外は人数の多い集合写真でF4.5〜F5.6程度に絞るくらいかしら。それ以外、常時、絞りは開放のまま。レンズの特性がもっともよく現れるからです。絞ってしまったらもったいない。絞り機構はなくてもいい、というくらいに使う機会がないです。
ピントを合わせるべきポイントに正確にピントを合わせて撮影します。例えば人の顔であれば撮影者に近い方の目、上瞼の頂点にあるまつ毛の付け根にピントを合わせます。
絞りが開放であっても絞っても、ピントを合わせた対象の描写は基本的に同じ。絞りによってピントが合って見える範囲(深さ)が変化するだけですので、ピントは厳密に合わせます。
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従って、露出をコントロールする目的で絞りを使うことはできません。どんな状況でも絞りは開放ままです。
ただし、例外が一つ。超絶明るいシーンで、シャッタースピードをそのカメラで設定できる最高にし、ISO感度を最低にしてもまだ露出がオーパーになってしまう場合のみ、必要な限り、絞りを絞ります。
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次にシャッタースピード。
絞りの次に作画に影響するパラメーターです。シャッタースピードが遅い(露光時間が長い)と、動いているものが流れて写るし、シャッタースピードが速い(露光時間が長い)と動いているものを写し止めます。
したがって(特に人工光源下では)、シャッタースピードもできるだけ露出のコントロールから切り離して考えたい。
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3つのパラメーターのうち、作画にもっとも無関係なのがISO感度。
そこで、露出はISO感度でコントロールするのがベスト。
電子シャッター機だけでなくて、キヤノンEOSのようなメカシャッターのカメラであっても、shio.iconは原則としてISO感度でコントロールします。
どのカメラでも、原則として撮影時、
1. 絞り
2. シャッタースピード
3. ISO感度
の順に確定します。
ただし、ISO感度が上がりすぎると画質が低下します。そこで暗いところでは手持ちで撮影できる最低シャッタースピードに固定した上で、露出をISO感度で設定しますが、明るい場所では、ベースISO感度に固定した上で、露出をシャッタースピードで設定します。
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撮影の手順
以上の結果、撮影の手順は下記の0〜7のようになります。光源によって0.と4.とが異なりますので「N」と「A」で付番しました。0.というのは、撮影前の「準備」段階で行う作業を示します。
屋外など、昼間の自然光(natural light)での撮影
N0. ISO感度をそのカメラのベース感度に設定します。Sigma BFの場合はISO320です。
1. 被写体を決める
2. ピントを合わせるポイントを決める。面やエリアではなく、ピンポイントの1点です。
3. そのポイントの背景や前景をどの程度ボカすかによって被写界深度を決めます。shio.iconの場合はほぼすべて絞り開放です。
N4. 撮影意図に従って、設定ダイヤルの回転によってシャッタースピードで露出(明るさ)を調整
5. ピントを合わせたいポイントにフォーカス
6. フレイミング(ポイントをフレイム内のしかるべき位置に置く)
7. 撮影したいタイミングで撮影ボタンを押下
室内や夜間の電光看板など白熱灯、蛍光灯、LEDライトといった人工光源(artificial light)での撮影
A0. シャッタースピードを電力網の周波数の正数倍に設定します。東京なら1/100秒、軽井沢なら1/125秒など。
1. 被写体を決める
2. ピントを合わせるポイントを決める。面やエリアではなく、ピンポイントの1点です。
3. そのポイントの背景や前景をどの程度ボカすかによって被写界深度を決めます。shio.iconの場合はほぼすべて絞り開放です。
A4. 撮影意図に従って、設定ダイヤルの回転によってISO感度で露出(明るさ)を調整
5. ピントを合わせたいポイントにフォーカス
6. フレイミング(ポイントをフレイム内のしかるべき位置に置く)
7. 撮影したいタイミングで撮影ボタンを押下
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その他の設定項目
連写モード:常時1枚撮影です。連写を使う機会はありません。
保存形式:基本的に「DNG」です。ただし、モノクロームで撮影する場合は「DNG+JPEG」です。
アスペクト比:「3:2」のみ。センサーの有能画素を最大限に生かすためです
フォーカス:基本的にAF-Cですが厳密に合わせたい時はAF-Sを使います。
ホワイトバランス:基本的に「AWB」ですが、夕焼けなどその場の光が持つ色を生かすときは「太陽光」です。
シャッタースピード:前述のとおり基本的に1/100秒です。
絞り:ほぼ常に絞り開放です。
露出補正:この設定項目はまったく必要ないので不要です。
ISO感度:基本的に常にコントロール対象です
カラー:基本的にスタンダードですがモノクロームその他を使うことも多いです。
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システムメニュ
撮影情報:off
センターマーク:off
グリッド線:3×3
水準器:on
焦点距離:off
撮影距離:on
モニター設定:3
サウンド設定:0
マイク設定:
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機能リクエスト
このような使い方をしていて感じるリクエストが2点あります。
⑴ シャッタースピードのダイヤル操作による回転方向を逆転する設定項目を追加していただきたい。
現状、右方向(時計回り)に回転すると一見、数値が大きくなっているように見えますが、分母なので、実際は数値が小さくなっていきます。これは一般的に「右が正」、「右回転が正」、「時計回りが正」という数直線や回転ダイヤルの直感に反します。
ISO感度は右に回すと数値が大きくなり、感度が上がる、露出が上がるのに対し、シャッタースピードの回転操作が右に回すほど数値が小さくなる、露出が下がる。その結果、上記のように自然光下と人工光源下で露出を調整する際、親指のダイヤルを回す方向が逆。間違えます。
シャッタースピードの回転方向を逆転する設定項目があれば、露出調整の回転方向を「右に回せば明るく、左に回せば暗く」に統一できます。
是非ともそのような設定項目を追加していただければありがたいです。
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⑵ 撮影メニュの位置を編集できるようにしていただきたい
撮影メニュで、シャッタースピードとISO感度の位置を隣り合わせにしたいです。
現状、
シャッタースピード | 絞り | 露出補正値 | ISO感度
と並んでいます。しかしSigma BFで多く使われるSigma I Seriesのレンズの場合、絞りはレンズの絞りリングで操作しますからこのメニュから絞り値を操作する機会はない。さらに常時マニュアルで露出を設定するので、露出補正という発想がないため、露出補正値の設定項目も使う機会がない。
逆に、シャッタースピードとISO感度とは頻繁に行き来します。屋外ではシャッタースピードを設定ダイヤルで調整し、室内ではISO感度を設定ダイヤルで調整するため、室内外を行き来するたび、撮影メニュを左右に3つ、移動する必要があります。確認のために目視も必要です。
この二つの項目が左右に並んでいれば、移動が楽。間違いも少ない。
この2点、設定項の追加をご検討いただければありがたいです。
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